里芋の下ごしらえから焦げ付かないコツまで、おいしい里芋の煮っ転がしレシピ
しっかりと味のしみた美味しい里芋の煮物を作るには、丁寧に里芋の下ごしらえをしてぬめりを抑えること。 味のしみこみを阻害するぬめりを抑えれば、味がしみこむだけでなく、焦げ付きやすい里芋の煮っ転がしも簡単に作れるようになります。
すべりやすい里芋の皮むきも、ちょっとしたコツで容易に。里芋の皮むきから下ごしらえ、焦げ付かないコツまで、しみじみとおいしい里芋の煮物「里芋の煮っ転がし」のレシピです。
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■材料 3~4人分
- ・里芋…400~500g(6~10個ぐらい)
- ・だし汁…300ml/または水300ccに、だしの素小さじ1/2を溶いたもの
- ・酒…50ml
- ・醤油…大さじ2
- ・みりん…大さじ2
- ・砂糖…大さじ1
里芋の皮むき
■里芋を洗う
・里芋をタワシでよく洗い、泥を落とす。
・ザルなどに入れて完全に乾かす。
★里芋は濡れることでぬめりが出ます。しっかりと乾かすことで皮むきが楽になるので、時間がかかってもきちんと乾かします。
■里芋の皮をむく
・里芋の上下を切り落とす。
・里芋の形に沿って包丁で皮をむいていく。
■里芋の大きさを揃える
・同じように形に沿って包丁で皮をむくを繰り返す。
・大きい物は半分に切って、ある程度大きさを揃える。
★里芋は大きさも形もまちまちなので、それぞれの形に沿って皮を剥きます。素朴な料理なので、きれいに六角形に切り揃えた六方剥きにする必要はありません。
★大きさによって火の通る時間が変わってしまうので、半分に切るなどしてある程度大きさを揃えます。
里芋の下ごしらえ(ぬめりを落とす)
■塩をふって洗う
・皮をむいた里芋に塩をふって軽くもむ。
・ぬめりが出てきたら水で洗い流す。
■下茹でする
・鍋に水を張り、里芋を入れて強火で茹でる。
・沸騰してきたら火を弱め、5分程度下茹でする。
・ザルにあげて流水でぬめりを落とす。
★しっかりとぬめりを落とすことで味のしみた美味しい煮物に。失敗しがちな焦げ付きも軽減できます。
里芋の煮っ転がしを作る
■煮汁を作る
・鍋にだし汁200ml(または水300ccに、だしの素小さじ1/2を溶いたもの)と酒、醤油、みりん、砂糖を入れる。
★アルコールを飛ばしたりはせず、このまま里芋を入れて煮込みます。
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■里芋を煮る
・煮汁の入った鍋に里芋を入れて中弱火~中火で火にかける。
・沸騰してきたら火を弱め、クッキングシートやアルミホイルで落し蓋をする。
・10分煮込んだら落し蓋を外し、煮汁を煮詰めていく。
■煮詰める
・煮汁を軽く沸騰させながら煮詰めていく。
・煮汁が少なくなってきたら焦げ付かないように鍋を揺らし、里芋を転がすように煮汁を絡める。
・水分が飛ぶまでしっかりと煮詰める。
■盛り付ける
・器に盛り、お好みでゆずの皮を散らす。
ぬめりを落としたことで、大きめの里芋でもしっかりと味のしみた煮物に。
煮っ転がし/煮っころがしという料理名は、煮汁を絡めながら焦げ付かないように転がすことが由来。この作り方なら失敗しがちな焦げ付きもなく、美味しい里芋の煮っ転がしが作れるかと思います。
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