市販のルーの旨味を引き出す隠し味からコツまで、美味しいカレーの作り方
ちょっとした隠し味とコツで、いつものカレーをぐんと美味しいものに。市販のカレールーの旨味をさらに引き出す、絶品カレーの作り方です。
市販のカレールーで作る絶品カレーのポイント
メーカーさんの開発した市販のカレールーは、研究に研究を重ねた誰もが美味しいと思うもの。
隠し味やなんだと下手に手をくわえるとしつこいだけのカレーになってしまいますが、このレシピの分量と作り方なら、ルーの量を抑えつつも、ちょっとした隠し味とコツでいつものカレーをぐんと美味しいひと皿に。
玉ねぎの甘味と旨味、にんにくの香りと肉の旨味で味に深みを出し、砂糖と鷹の爪で甘味と辛味を強調。カレールーの旨味をさらに引き出した、簡単でおいしいカレーのレシピです。
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■材料 6~8皿分
- ・カレールー…5皿分
- ・豚バラ、または豚肩ブロック…300g
- ・じゃがいも…3~5個(200~250g)
- ・にんじん…中1本
- ・玉ねぎ…1~2個(400gぐらい)
- ・にんにく…2~3片
- ・生姜…5g
■調味料、その他隠し味など
- ・バター…10g
- ・オリーブオイル…大さじ1
- ・塩こしょう…適量
- ・一味唐辛子…小さじ1
- ・砂糖…小さじ2
- ・水…700cc
- ・牛乳…50ml
- ・トマトジュース…50ml
- ・赤ワイン…100ml
- ・ローリエ…1~2枚
■野菜を切り分ける
・玉ねぎをうす切り、にんじんを乱切り、にんにくと生姜をみじん切りにする。
・じゃがいもを半分~4等分に切り、水に10分ほどさらす。
★野菜の量は画像を目安に。じゃがいもはあくを抜くために水にさらしておきます。
■玉ねぎを飴色に炒める
・鍋にバター10gを溶かし、玉ねぎと塩ひとつまみを入れて飴色になるまで弱火で炒める。
・飴色になったら別皿にうつしておく。(鍋は洗わない)
★焦がして色を付けるのではなく、飴色になるまで弱火でじっくりと炒めます。
飴色の玉ねぎ
飴色になるまで炒めた玉ねぎは、味見をするとびっくりするほど甘味が出ています。
少し時間がかかりますが、じっくりと玉ねぎを炒め、自然な甘味とコクを引き出すことで味に深みのある美味しいカレーに。
また塩ひとつまみをくわえることで、浸透圧により玉ねぎの水分が抜けやすくなるので、炒める時間の短縮になります。
■豚肉の下準備
・豚バラ、または豚肩ブロックを2~3cmぐらいの角切りにする。
・角切りにした豚肉に軽く塩こしょうをしておく。
★豚肉は旨味の強い豚バラか豚肩のブロックを。野菜と豚肉を大きめに使うことで、具がゴロゴロとしたカレーに仕上げます。
■豚肉を炒める
・玉ねぎを炒めた鍋にオリーブオイル大さじ1、にんにく、生姜を入れ、香りが出るまで弱火で炒める。
・火加減を中火にし、豚肉と赤ワイン大さじ1(分量外)を入れ、豚肉の表面が白くなるまで炒める。
★赤ワインを入れて炒めることで、豚肉の臭みを消して香りをつけます。
■野菜を炒める
・にんじんと砂糖小さじ2、一味唐辛子小さじ1を入れ、油をからめるように1分ほど炒める。
★砂糖と一味唐辛子をくわえることで、最初の一口目は甘味と旨味を感じ、後からピリッとした辛さがついてくるカレーに仕上げます。
■カレーを煮込む
・水とトマトジュース、赤ワイン、じゃがいも、飴色玉ねぎ、ローリエを入れて煮込む。
・じゃがいもがやわらかくなったら一度火を止め、牛乳とカレールーをくわえる。
・火を止めたままカレールーを溶かす。
・カレールーが溶けたら弱火で10分ほど煮込んで火を止め、冷めるまで寝かせる。(時間外)
・水…700cc ・トマトジュース…50ml ・赤ワイン…100ml ・牛乳…50ml
カレーの煮込み方
煮込む際の火加減は沸騰させず、弱火が基本。時短のためにはじめは中火で煮込み、沸いたら弱火に落として、くつくつとしずかに沸いているような火加減で煮込みます。
あくはそれほど気にせず、沸いたら一度取り除くぐらいに。旨味まで取ってしまわないように注意。
ルーを溶かして10分ほど煮込んだら、しっかりと冷めるまで寝かせるのがポイント。時間に余裕があればひと晩寝かせると、味がなじんでさらに美味しいカレーに仕上がります。
■盛り付ける
・皿にごはんを盛り付けてカレーをかけ、おこのみでごはんにパセリをちらす。
市販のルーを使った美味しいカレーの出来上がりです。
ルーの量を抑えているのですこしとろみが弱くなりますが、旨味とコクが増し、甘味と辛味が引き立つ絶品のカレーに。
工程が増えるので面倒に思えるかもしれませんが、実際作ってみると意外と簡単。しつこくなりがちな市販のルーも、赤ワインの香りとトマトジュースの酸味、食欲をそそるにんにくの香りで、普段のカレーとは一味違う高級なカレーに仕上がります。
市販のルーに頼らず、にんにくや生姜、バター、ウスターソースを使ってオリジナルの昭和カレーに。豚肉と野菜を煮込…
ちょっとしたコツで和風だしの効いた、うま味たっぷりのお蕎麦屋さん風カレーうどんに。和風だしはもちろん、和風だしの素…
カレーが残ったら、ぜひこんな残りカレーを使った、お蕎麦屋さん風カレーうどんを。かつお節をくわえてぐんとうま味の増した、おいしいカレーうどんにリメイクできます。
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みんなの声
旦那に「カレー作るの上手くなった」って言われた。
— 紗羅@B.M.K.C (@dojijosan) 2019年1月30日
正確には、上手くなったのはカレー作りではなくカレーレシピの検索。
主婦A子のレシピから https://t.co/JHzgZK0gs6 @kashikoiAkoより
「カレールーを使った絶品カレーのレシピ」 https://t.co/ewolGNs5tK @kashikoiAkoさんから
— せつこ (@nico_chan0906) 2017年10月8日
これ作ったら、絶品だったので、早速レシピ本ポチったの。
今日の晩ごはんにどうですか?
— 主婦A子のレシピ (@kashikoiAko) 2019年6月5日
市販のルーの旨味を引き出す絶品カレーの作り方、主婦A子のレシピで一番人気のページっす。
「主婦A子のレシピ」 https://t.co/DjDxsIiWRp pic.twitter.com/VZBK62ESVr
「料理がおいしくなる! 鉄鍋、鉄フライパンの使い方とお手入れ」、主婦A子のレシピでふだんから使っている、鉄鍋と鉄フライパンの記事です。
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