ぱさつきがちな鶏むね肉はもちろん、豚肉もしっとりジューシーに。ブライン液の作り方と、ブライニング効果でぐんとおいしく仕上がるおすすめレシピです。
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ブライン液とは?
ブライン液とは水に塩や砂糖を溶かした調理液のこと。ぱさつきがちな鶏むね肉などをブライン液に漬け込む(ブライニング)だけで、しっとりとジューシーに仕上げてくれる便利な調理液です。
塩分濃度は水に対して砂糖と塩それぞれ5%が基本。塩だけでなく砂糖も使うことで甘みが加わり、ぐんと旨味の増した肉料理に。
また下味がしっかりと付くので、ブライニングした肉料理は味付けをひかえめにするのがポイントです。
★塩だけのブライン液もありますが、ブライン液に漬け込むとしょっぱい、塩辛いといった失敗はこの塩だけのブライン液が原因。塩と砂糖を合わせることで塩気が和らぎ、長時間漬け込んでもしょっぱい、塩辛いといったことがなくなります。
※ブライン液に漬け込むことをブライニングといいます。
ブライン液の作り方
■材料 200ml分
- ・水…200cc
- ・塩…10g
- ・砂糖…10g
■ブライン液を作る
・水200ccに塩10gと砂糖10gを入れ、溶けるまでよくかき混ぜる。
★水に対して塩と砂糖の分量はそれぞれ5%。水100ccなら塩5gと砂糖5gとなります。
ブライン液の塩分濃度
ブライン液の塩分濃度は塩と砂糖それぞれ5%が基本。3%から効果は出ますが、5%を超えると逆に浸透圧により水分と旨味が流出するので注意。
塩は小さじ1が5gになるので、計りがない場合は計量スプーンを目安に。ただし前述のように5%を超えるとぱさつきはじめるので、誤差のある計量スプーンの場合は小さじ1より気持ち少なめにしてください。(水200ccなら気持ち少なめの小さじ2)
■ブライン液の漬け込み方(ブライニング)
・鶏むね肉や豚肉など、調理に使う肉をジップロックやビニール袋に入れる。
・ブライン液を注ぎ、空気を抜きながら袋を閉じる。
・冷蔵庫で寝かせる。
※漬け込み時間は下記、また各レシピを参照に。
ブライン液の効果と漬け込みの時間
ブライン液の漬け込み時間は肉の大きさにもよりますが、鶏むね肉を例にそぎ切りにしたもので1~2時間。1枚そのままなら最低でも2時間、余裕があれば4時間~ひと晩寝かせると、よりしっとりとジューシーに。
ブライン液自体に味がありますが、砂糖も加えているので長く漬け込みすぎてもしょっぱいといったことはなく、しっかりと下味のついた旨味のある肉料理に仕上がります。
鶏むね肉のチキンソテーや蒸し鶏はもちろん、丸鶏のローストチキンやローストポークにもブライニングの効果は絶大。ブライン液に漬け込むことでしっとりとやわらかく、じゅわっと旨味が溢れるジューシーな肉料理ができあがります。
ブライン液でぐんとおいしく仕上がる、おすすめのレシピ
しっとりジューシー!鶏むね肉で作るトマトソースのチキンソテー。
鶏の旨味抜群。びっくりするぐらいしっとりと仕上がる、絶品蒸し鶏です。
ブライン液で味付け不要、バターで焼くだけでぐんと旨味のあるチキンソテーに。
びっくりするほどやわらかくジューシー! 作り方は意外にも簡単、ブライン液を使って丸鶏の絶品ローストチキンに。
豚肉もしっとりジューシーに。豚肩ブロックをブライン液に漬け込んで焼けば、旨味たっぷりのやわらかローストポークに仕上がります。
ブライン液でいつもの料理をさらにおいしく!
魔法の調理液ともいわれるブライン液。肉をしっとりジューシーに仕上げるだけでなく、しっかりとした下味で、ぐんと旨味の増した肉料理ができあがります。
とくに鶏むね肉とは相性抜群。ぱさつきがちな鶏むね肉をもっとおいしく食べたい!といったときは、ぜひこんなレシピを参考にしてみてください。
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鶏むね肉とかしっとりジューシーになるやつ。
— 主婦A子のレシピ (@kashikoiAko) 2018年12月10日
主婦A子のレシピ https://t.co/tygjmYSfhd @kashikoiAkoさんから
「料理がおいしくなる! 鉄鍋、鉄フライパンの使い方とお手入れ」、主婦A子のレシピでふだんから使っている、鉄鍋と鉄フライパンの記事です。
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