あらと血合いの下処理から、おいしい煮付けの作り方まで。まぐろのあら煮レシピ
スーパーでも格安で売られているまぐろのあらや血合いを使った煮付け、まぐろのあら煮レシピです。
お刺身では不要だった筋や骨身が、旨味を引き出すおいしい食材に。丁寧な下処理でしっかりと臭みを抜けば、お安いあらや血合いも絶品の一皿になります。
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■材料 6人分~
- ・まぐろのあら/血合い…500~800g
- ・ネギ…1本~
- ・生姜…5g
- ・醤油…大さじ3
- ・みりん…大さじ2
- ・砂糖…大さじ1
- ・酒…200ml
- ・水…500cc
■まぐろのあらと血合いの下処理(臭み抜き)
・まぐろのあらと血合いをぶつ切りにする。
・あらと血合いをざるに入れ、たっぷりと塩をふって5~10分置いておく。
★塩をふることで、臭みのある水や血を抜きます。
※カマやぶりあらと違い皮目が付いている部位ではないので、置いておく時間は5~10分程度で問題ありません。
まぐろのあらと血合い
スーパーでは大きなパックに入って、あらや血合いが混合されていることもあるかと思いますが、煮付けなどの調理で行う下処理はあらも血合いも一緒。同じ調理方法でおいしい煮付けになります。
お刺身では不要な筋が、煮付けになると旨味のもとに。筋や骨の周りは脂の乗りがよく、ぱさつきがちな赤身部分よりもおいしい煮付けになります。
・塩をふったあらと血合いを流水で流し、塩を洗い流す。
・ボウルにあらと血合いを入れ、沸かした熱湯を注ぐ。
・全体が白くなったら湯から上げ(30秒~1分)、流水で流しながら、ゴミや血の塊を取り除く。
★沸かしたお湯を注ぐ時は、身崩れを防ぐために直接あらや血合いにかけないようにします。
★魚の下処理は豚肉と違い旨味が抜けやすいため、ざっと湯に通す程度に。沸かした湯を静かに注ぎ、白っぽくなったらすぐに流水で流します。
■野菜の下準備
・ネギを3cm程度のぶつ切り、生姜を薄切りにする。
★ネギは青いところが付いていれば臭み消しに利用。まぐろのあらや血合いと一緒に煮込むことで魚の臭みを抑え、ネギの香りがついたおいしい煮付けになります。
■まぐろのあらと血合いを煮込む
・鍋に下処理の終わったあらと血合い、水と酒を入れる。
・ネギの青いところ(あれば)と生姜の薄切りを入れ、強火で煮る。
・沸いてきたらアクを取り、火を弱火に落とす。
・ネギの青いところを取り出し、醤油と砂糖、みりんを入れる。
・煮汁が減って、具が顔を出すまで弱火で煮込む。
★下処理の塩気が残っているので、分量の醤油を入れたら味見をし、薄いようなら醤油を足して調えます。
料理酒の旨味と臭み消し効果
酒と一緒に煮込むことで、アルコールが飛ぶ際にまぐろのあらと血合いの臭みを消す効果があります。
あれば料理酒ではなく、日本酒の使用をおすすめ。日本酒にはアミノ酸が多く、200mlと多めに使うことで自然な旨味が増し、さらにおいしい煮付けになります。
■ネギを焼く
・フライパンにぶつ切りにしたネギを入れ、弱火で焼いて焼き目をつける。
★油は引かず、焼き目をつけるように片面ずつじっくりと焼きます。
■ネギと合わせて煮込む
・煮汁の減った鍋に焼いたネギを入れ、弱火で軽く煮込む。
★ネギの煮込み加減は、ある程度固さが残るぐらい。ベチャッとするまで煮込まず、ネギの食感が残るうちに火を止めます。
■盛り付ける
・器に盛り付け、お好みで針生姜や万能ねぎを散らす。
まぐろのあらと血合いを使った煮付け、まぐろのあら煮の出来上がりです。
あらに付いた筋は加熱すると固さも気にならず、旨味がたっぷり含まれた部位に様変わり。スーパーで売られているパックの中にはトロの部分も多く、筋が多いほど脂の乗ったおいしい煮付けになります。
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