車麩の煮物のレシピ
具には車麩の他、大根やにんじん、しいたけ、竹輪を使って絶品の煮物に。
材料の下ごしらえから味付け、車麩の戻し方まで。和風だしと竹輪の魚介だし、材料の旨味をたっぷりと含ませた、おいしい車麩の煮物のレシピです。
レシピをざっくりと言うと
車麩は水で戻し、大根は下茹でを。大根とにんじん、竹輪を先にだし汁で煮込んで調味料を加え、車麩と干ししいたけを後から煮込めば出来上がり。
だし汁はだしの素、干ししいたけは生しいたけで代用可。干ししいたけの戻し汁を使うと、旨味の増した絶品の煮物に仕上がります。
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■材料 4~5人分
- ・車麩…3個
- ・大根…6~7cm
- ・にんじん…1/2本
- ・干ししいたけ、または生しいたけ…4~5個
- ・竹輪…2本
- ・だし汁…2カップ ※または水400ccにだしの素を規定量溶いたもの。(ほんだしなら小さじ1と1/2弱)
- ・醤油…大さじ3
- ・酒…大さじ3
- ・みりん…大さじ1
- ・砂糖…小さじ1
■車麩を戻す
・車麩を水、またはぬるま湯に30分ほど浸けて戻す。(時間外)
★浸ける時間はぬるま湯を使うと時短に。大きさにもよりますが、しっかりとやわらかくなるまで浸けておきます。
※分量は3個、重さにして25gぐらい。
■戻した車麩の水を切る
・水で戻した車麩を両手のひらではさみ、しっかりと水を切る。
・車麩を4~6等分に切り分ける。
★握ると崩れるので注意。両手のひらを使い、ぎゅっとはさんで水を切ります。
■材料を切り分ける
・大根の皮を剥き、2cmぐらいの厚さで半月切りにする。
・にんじんの皮を剥き、1cmぐらいの厚さで輪切りにする。
・竹輪を斜め切りにする。
・大根の角を薄く切り落とし、面取りする。(省略可)
★干ししいたけ、または生しいたけは小さいものならそのまま、大きいものは半分に切り分けます。
★大根の面取りは省略可。時間に余裕があれば面取りしておくと、煮崩れを防いで見栄えよく仕上がります。
干ししいたけで旨味アップ
あれば干ししいたけを使うと、旨味の増したおいしい煮物に。干ししいたけの旨味成分はグアニル酸、戻した水もグアニル酸を多く含んだ出汁になります。
干ししいたけを冷水に6時間以上浸けることで、より多くのグアニル酸を抽出できるので、時間に余裕があれば前日から冷蔵庫に入れて戻しておくことをおすすめ。鰹節と昆布の和風だしに干し椎茸の戻し汁が加わることで、旨味の増したおいしい車麩の煮物に仕上がります。
★戻す水の分量は100~150ccを目安に。使う時はしっかりと絞り、戻し汁は煮込む際にだし汁と一緒にそのまま使います。
※画像の干ししいたけは自家製なので、市販のものより小さい干ししいたけとなっております。
■大根を下茹でする
・大根を米の研ぎ汁、または生米ひとつまみを入れた水で下茹でする。
・大根がやわらかくなるまで下茹でしたら、流水で流して米ぬかを落とす。
★下茹では水から。中火~中強火で沸いてから15分ぐらい、串がスッと通るまで茹でます。
★米の研ぎ汁、または生米ひとつまみを入れた水で下茹ですることで、大根臭さを取り除きます。
味をしみ込みやすくする下ごしらえ
大根を下茹での段階でしっかりとやわらかくすることで、味がしみ込みやすくなります。
■大根とにんじん、竹輪をだし汁で煮込む
・鍋に大根とにんじん、竹輪、だし汁を入れ、中火で煮る。
・沸いてきたら一度アクを取り、弱火~中弱火に落として醤油と酒、みりん、砂糖を加える。
★干ししいたけの戻し汁がある場合はだし汁と一緒に入れて下さい。
★生しいたけを使う場合は、大根やにんじんと一緒に入れて煮込んで下さい。
・だし汁…2カップ ・醤油…大さじ3 ・酒…大さじ3 ・みりん…大さじ1 ・砂糖…小さじ1
※だし汁は水400ccに対して、だしの素を規定量溶いたもので代用可。(ほんだしの場合、小さじ1と1/2弱)
竹輪の出汁
竹輪は魚介だしの出るおいしい素材。肉や魚、油を使わない煮物の時は、竹輪を1~2本入れると、ぐんと旨味の増したおいしい煮物に仕上がります。
■車麩を煮込む
・鍋に水で戻した車麩と干ししいたけを入れ、煮汁を吸わせるようにざっとかき混ぜる。
・火加減を弱火~中弱火のまま、落し蓋をして10分ほど煮込む。
★火加減は弱火~中弱火。煮汁がふつふつと落し蓋にあたっているような火加減で。
絹さやを使って彩りよく
あれば絹さや5~6本を加えると◎。地味な煮物に緑が加わり、見栄えの良い一品に。
絹さやはヘタを折ってそのまま筋を取り、反対側も同じように筋取りを。斜め2等分に切り分けると、切り口に鋭さが出るので、より見た目の良い車麩の煮物に仕上がります。
■煮汁を煮詰める
・10分経ったら落し蓋を外し、味見をして薄いようなら煮汁を煮詰める。
★ちょうどよいぐらいの味の濃さになっているかと思いますが、味見をして薄いと感じる場合は煮汁を煮詰めて調えて下さい。
★絹さやを入れる場合は最後に加え、ざっくりとかき混ぜて1~2分煮込みます。
■盛り付ける
車麩の煮物の出来上がりです。
素朴な煮物になりますが、和風だしに干ししいたけや竹輪の出汁が加わり、旨味の増した絶品の煮物に。たっぷりとだし汁を使うことで、口に入れるとじゅわっと煮汁が溢れる、おいしい車麩の煮物に仕上がります。
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