おいしいローストポークのレシピ
豚肉の部位は旨味のある豚肩ロースのブロック肉。漬け汁に漬け込むことで、しっとりとやわらかい焼き上がりに。
絶妙なレア加減に仕上がるオーブンでの焼き方から、ソースの作り方まで。簡単に作れる、おいしいローストポークのレシピです。
レシピをざっくりと言うと
塩と砂糖、水を合わせてブライン液を作り、これに豚肩ロースのブロック肉を2晩漬ける。
漬け込んだブロック肉を120℃の予熱で温めたオーブンで1時間焼き、アルミホイルに包んで30分ほど寝かせたら出来上がり。
ブライン液には香り付けにローズマリーや赤ワインをプラス。2晩漬けることでしっとりとやわらかいローストポークに。
120℃の低温でじっくりと焼くことで、絶妙なレア加減に仕上がります。
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■材料 4人分
- ・豚肩ロース ブロック…500g
- ・水…200cc
- ・塩…10g
- ・砂糖…10g
- ・赤ワイン…大さじ2
- ・粗挽き胡椒…少々
- ・にんにく…2片
- ・ローズマリー…ひと枝(乾燥したものでも可)
- ・ローリエ…1枚
- ・オリーブオイル…適量
- ・じゃがいもやにんじん、にんにくなど…適量
★焼き野菜はじゃがいもやにんじん、にんにくの他、玉ねぎやピーマンなどお好みで。
■ソースの材料
- ・玉ねぎ…1/4
- ・生姜…5g
- ・バター…5g
- ・肉汁…50ml
- ・醤油…大さじ2
- ・砂糖…小さじ2
- ・赤ワイン…大さじ2
■漬け汁の下準備
・ローズマリーとローリエを用意する。
・にんにくを包丁の腹で潰す。
・水200ccに塩10gと砂糖10gを入れ、溶けるまでかき混ぜてブライン液を作る。
★ローズマリーは乾燥したものでも可。香りはお好みになるので、ローズマリーは使わずローリエだけでも良いかと思います。
ブライン液を使って、しっとりとやわらかいローストポークに。
肉のパサつきを抑えるブライン液を使って、しっとりとやわらかいローストポークに。水に対してそれぞれ5%の塩と砂糖を溶かすだけの簡単なものですが、効果はしっかりと出ます。
味も内部までしみ込むので、香り付けのハーブやにんにく、赤ワインの他は味付けも不要。オーブン焼きによるパサつきの失敗もなく、ブライン液につけるだけで、しっとりとやわらかく、おいしいローストポークに仕上がります。
※ブライン液について、くわしくはブライン液の作り方とブライン液を使ったおすすめレシピを参照
■豚肩ロースのブロック肉を漬け込む
・ジップロックやビニール袋にブロック肉を入れ、ブライン液を注ぐ。
・香り付けに赤ワインと粗挽き胡椒、にんにく、ローズマリー、ローリエを加える。
・しっかりと空気を抜き、冷蔵庫に入れて2晩ほど漬け込む。(時間外)
★水を張ったボウルに沈めながら空気を抜くと、真空パック状になります。※中画像参照
★漬ける時間は最低でもひと晩。中心まで味をしみ込ませ、しっとりとやわらかく仕上げるなら2晩漬け込んで下さい。
・赤ワイン…大さじ2 ・粗挽き胡椒…少々
■オーブン焼きの準備
・漬け込んだブロック肉を冷蔵庫から取り出し、常温に戻す。(1時間以上前から。時間外)
・ブロック肉をブライン液ごとザル付きのボウルに入れて水気を切る。
・オーブンの天板にアルミホイルを敷き、ブロック肉を置いてオリーブオイルを全体に塗る。
★ブロック肉から流れ出る肉汁をソースに使うので、アルミホイルは軽く内側に折り曲げ、肉汁が天板に逃げないようにします。
※オーブンを120℃の予熱で温めておきます。
しっかりと常温に戻す
しっかりと常温に戻さず中が冷たいままオーブンに入れると、中心が生焼けといった残念な結果に。
ピンク色のレア焼きに仕上げるため、肉は早めに冷蔵庫から取り出し常温に戻しておきます。
レシピの調理日は外気温22度の6月。室温は少し高くなるかと思いますが、この日で1時間ほど前から常温に戻し、120℃のオーブンで絶妙なレア加減に。
冬場など寒い時期は、余裕を持って2時間前から常温に戻しておくことをおすすめします。
■焼き野菜を切り分ける
・お好みの野菜を切り分け、残ったブロック肉の漬け汁に漬けておく。
★野菜はお好みで。レシピで使っているのは皮付きのまま1/4に切り分けたじゃがいも、輪切りにしたにんじん、皮付きのままのにんにく。他、玉ねぎやピーマンなどお好みのものを使って下さい。
■オーブンで焼く
・120℃の予熱で温めたオーブンで、ブロック肉を1時間焼く。
・途中、20分ほど経過したら天板ごと取り出し、切り分けた野菜を並べる。
・ブロック肉と野菜全体にオリーブオイルを塗り、残り40分焼く。
★野菜を並べる際に出てきた肉汁をざっとからめると◎。肉の旨味がしみ込んだおいしい焼き野菜に仕上がります。
★漬けていたローズマリーも野菜と一緒に並べます。
※庫内の温度が下がらないように、オーブンのドアは手早く開閉します。
■アルミホイルで包む
・1時間焼いたら天板を取り出し、野菜を別皿に移す。
・ローストポークを肉汁ごとアルミホイルで包み、天板の上に置いたまま30分ほど寝かせる。
★肉汁をこぼさないように注意。このあと粗熱が取れたらアルミホイルに穴を開け、肉汁だけ別皿に移します。
ローストポークのソースの作り方
■野菜をすりおろす
・玉ねぎと生姜をすりおろす。
■ローストポークの肉汁を別皿に移す
・ローストポークの粗熱が取れて手で持てるぐらいになったら、アルミホイルの底に穴を開け、別皿に肉汁を移す。
★レシピの調理で流れ出てきた肉汁の量は約50ml。底の隅に穴を開け、傾けながら肉汁を移します。
※冷めすぎると脂が固まってしまうので、ある程度熱を持っている状態で肉汁を移します。
■玉ねぎを炒める
・鍋にバター5gとすりおろした玉ねぎを入れ、ざっと水気が飛ぶまで炒める。
■肉汁を加えてソースを仕上げる
・玉ねぎの水気が飛んできたら、すりおろした生姜と肉汁、醤油、砂糖、赤ワインを加えて軽く煮詰める。
・肉汁…50ml ・醤油…大さじ2 ・砂糖…小さじ2 ・赤ワイン…大さじ2
※肉汁が足りないといった時は、酒を加えて下さい。
■盛り付ける
ローストポークの出来上がりです。
あればローズマリーの小枝を横に添えると、彩りの良い一皿に。
ソースをつける前に、最初は塩こしょう、レモン果汁少々で、ローストポーク本来の旨味を味わっていただくのがおすすめです。
保存は冷蔵庫で4~5日。冷めると脂が重くなるので、残っている野菜とソースはレンジを使って再加熱を。ローストポーク自体は温めずに冷たいままいただきます。※肉は温め直すと固くなります。
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