アウトドアだけでなく自宅でも作れる、ダッチオーブンを使った丸鶏のローストチキンのレシピ。
作り方は意外にも簡単、野菜をお腹に詰めればスタッフドチキンに。
少しだけ下ごしらえに時間がかかりますが、一日のイベントとして考えれば楽しいもの。アウトドアだけでなく自宅でも作れる、ダッチオーブンを使った丸鶏のローストチキンです。
砂糖と塩、水だけで作れるブライン液を使った、しっとりとやわらかい丸鶏のローストチキンのレシピです。
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■材料 4~6人分
- ・丸鶏…一羽分(1.5kg前後)
- ・塩…適量
- ・胡椒…適量
- ・ローズマリー…適量(乾燥したものでも可)
- ・オリーブオイル…適量
- ・にんにく…5~6片
- ・じゃがいも…2~3個
- ・にんじん…1本
- ・玉ねぎ…1個
- ・その他、セロリやお好みのハーブ、香草…適量
■丸鶏の下ごしらえ/下準備
・丸鶏のお腹の中に残っている、内蔵を取り除く。
・余分な脂肪部分を取り除く。
・お腹の中を含め、全体を流水でよく洗う。
★内臓と脂肪は画像の点線部分。脂肪はきっちりと取る必要はありませんが、お腹の中の内臓は残らないように取り除きます。
★鶏がらの同じ部分の画像です。丸鶏のお腹の中も同じようになっているので、しっかりと取り除きます。
■塩とにんにくをすり込む
・洗った丸鶏の水気をよく拭く。
・にんにくを半分に切る。
・塩を全体にふり、にんにくをすり込む。※お腹の中を含む
・お腹の中に胡椒をふる。
・2時間以上、冷蔵庫で寝かせる。
★塩はしっかりと下味がつくように、全体にパラパラとふりかけます。
★にんにくは切り口を当ててすり込むように塗り、使い終わったらお腹の中に入れて具として使います。
★余裕があれば一晩寝かせると、芯まで味がしみ込みます。
■野菜の下ごしらえ/下準備
・にんじんを乱切り、玉ねぎを皮付きのまま大きくくし切りにする。
・じゃがいもを皮付きのまま半分~4等分に切り分ける。
・切り分けたじゃがいもを5分程度水につける。
・ローズマリーはあれば生、無ければ乾燥したものを用意する。
★野菜の量は画像を目安に。多めに用意し、お腹に入り切らない分はまわりに敷き詰めて一緒に焼きます。
★にんにくはお腹の中に入れる分は皮を剥き、まわりに敷き詰める分は剥かずにそのまま使います。
★ローズマリーの他、イタリアンパセリやスープセロリなど、香りの強い香草を入れると香り高いローストチキンに。
★その他、野菜はお好みでブロッコリーやセロリなどを使ってください。
■野菜を詰める(スタッフドチキンにする)
・丸鶏のお腹に野菜とローズマリー、香草を詰める。
・楊枝で数か所止めて簡単にふさぐ。
・両足をクロスさせてタコ糸で縛る。
★楊枝は皮を引っ張り合い、縫うように刺して止めます。首周りは楊枝で止める必要はありません。
★パンパンに詰めても問題ありません。
★野菜と同じように、ローズマリーや香草も残った分は丸鶏の回りに敷き詰めて一緒に焼きます。
■焼く準備をする
・ダッチオーブンに底網をセットする。
・アルミホイルを敷き、丸鶏を入れる。
・丸鶏の表面にオリーブオイルを刷毛や手で塗る。
★丸鶏から旨味のあるスープが出るので、流れてしまわないようにアルミホイルは隙間なく縦横二重に敷きます。
■丸鶏を焼く
・丸鶏の回りに、残っている野菜を敷き詰める。
・野菜に軽く塩をふり、残っているローズマリーや香草を乗せる。
・ダッチオーブンの蓋をして焼く。(焼き方は下記参照)
★焼き目をつける場合は蓋に炭をおいて焼きます。
★ストウブでの作り方もダッチオーブンと同じ。オーブンで焼くよりもしっとりとやわらかく、パサつきのない美味しいローストチキンに仕上がります。
※オーブンを使う場合はこちら> オーブンで焼くローストチキン
ダッチオーブンでの焼き方のポイント
ダッチオーブンでの焼き時間は1時間~1時間30分、プラス予熱で30分ぐらい。プレヒートの必要はありません。
お腹に詰めた野菜に火が通っていないといった事もあるので、初めてダッチオーブンでローストチキンを作るといった時は、焼き時間を1時間30分~1時間40分、予熱を40分ぐらいと多めに。
火の通し過ぎによるパサつきはオーブンよりも少ないので、ダッチオーブンの場合は多少時間を長めに焼いても、おいしいローストチキンに仕上がります。
自宅でのガスコンロを使った焼き方
自宅でガスコンロの下火のみで作る場合は1時間30分を目安に、最初は強火、湯気が出たら中弱火~中火、火を止めたら予熱で30分。竹串で刺してみて透明な肉汁が出たら焼き上がりです。
炭を乗せて焼き目をつける場合は、1時間を目安に最初は強火、湯気が出たら弱火~中弱火、火を止めたら予熱で30分。炭は湯気が出てから乗せ、火を止めたら一度焼き目を目視して調整して下さい。(爆跳に注意)
※上記の通り、初めてダッチオーブンでローストチキンを作るといった場合は、焼き時間を多少多めに。炭を乗せる時は爆跳等、火傷や火事に注意して下さい。
アウトドアでの炭を使った焼き方
キャンプやバーベキューで下火も炭の場合、火加減は気にせず(火が弱過ぎないように注意)1時間30分ほど焼き、火から下ろして余熱で30分ほど置くと確実。
ダッチオーブンはかなり適当にやっても美味しく焼けますが、難しいのは焼き目。焦げ過ぎよりも焼き目がつかないといった場合が多いので、上に乗せた炭を時々うちわなどで扇いで火を強めてあげます。
※上記の通り、初めてダッチオーブンでローストチキンを作るといった場合は、焼き時間を多少多めに。
※上蓋に肉がくっついていると焦げ付くので注意。また焦げ臭くなったらすぐに蓋を開けて確認してください。
■焼き上がり
★胸肉の部分に竹串を刺してみて、透明な肉汁が出たら焼き上がりです。
おいしい丸鶏のローストチキンの出来上がりです。
しっかりと焼き目も付き、鶏の丸焼きと言う言葉が似合う豪快な料理に。ナイフや包丁を使わずとも箸でちぎれるぐらいやわらかく、野菜は鶏の旨味がしっかりとしみていると思います。
オーブンで作るローストチキンよりもパサつきなく、鶏から出た旨味あるスープはバターのよう。塩胡椒のみの簡単な味付けですが、鶏の旨味を堪能出来るおいしいローストチキンです。
砂糖と塩、水だけで作れるブライン液を使った、しっとりとやわらかい丸鶏のローストチキンのレシピです。
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