牛すね肉を使ったおいしいビーフシチューのレシピ
ルーは使わず、デミグラスソースを使って本格ビーフシチューに。たっぷりの赤ワインに漬け込み、牛肉がほろほろと崩れるぐらいやわらかくなるまで煮込んだ、絶品ビーフシチューのレシピです。
レシピをざっくりと言うと
- 1.切り分けた野菜と牛すね肉をひと晩赤ワインに漬け込む。
- 2.肉、野菜と順にバターで炒め、赤ワインとトマトジュース、水で煮込む。
- 3.じゃがいもとマッシュルーム、デミグラスソースを加えて煮込む。
少し時間がかかりますが、作ってみると意外と簡単なのがビーフシチューのような煮込み料理。牛肉を赤ワインに漬け込むことでしっとりとやわらかく、香り高い絶品のビーフシチューに仕上がります。
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■材料 4~5人分
- ・牛すね肉…500g
- ・玉ねぎ…大1個
- ・にんじん…1本
- ・セロリ…1本
- ・じゃがいも…4個
- ・マッシュルーム…10個
- ・にんにく…2片
- ・ローリエ…2枚
- ・粗挽き胡椒…適量
- ・塩…適量
- ・バター…20g
- ・赤ワイン…600ml
- ・トマトジュース…300ml
- ・水…2カップ(400cc)
- ・醤油…大さじ1
- ・デミグラスソース缶…1缶(290g)
■野菜を切り分ける
・セロリを食べやすい大きさに乱切りにする。
・玉ねぎをくし切り、にんじんを乱切りにする。
・にんにくを包丁の腹で潰す。
★セロリは葉を含めて乱切りに。長時間煮込むことでしっかりとやわらかくなるので、すじを取る必要はありません。
セロリを使って香り高く
好き嫌いの分かれるセロリですが、ワイン煮込みやビーフシチューには必須な食材。セロリを入れることでぐんと香り高く、絶品のビーフシチューに仕上がります。
煮込むことで繊維質はなくなり、セロリ特有の香りは赤ワインやデミグラスソースの香りと混ざることで、レストランでいただくような高級なビーフシチューの香りに。セロリが苦手という方でも繊維や香りを気にすること無く、おいしくいただけるビーフシチューになります。
■牛すね肉を切り分ける
・牛すね肉を大きく5~6cmの大きさに切り分ける。
★煮込むと縮むので、5~6cmと大きめに切り分けます。
牛肉の部位はすね肉を
牛肉の部位はバラではなく牛すね肉を。煮込んでもぱさつくことがなく、しっかりと旨味のある部位なので、煮込めば煮込むほどおいしいビーフシチューに仕上がります。
※牛すね肉同様、しっかりと旨味があり、煮込むほどやわらかくなる牛すじを使っても◎。下ごしらえ等、作り方が変わるので、牛すじビーフシチューは下記リンクへ。
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■赤ワインに漬け込む
・ジップロックなどのストックバッグに切り分けた牛すね肉と野菜、ローリエを入れる。
・赤ワイン600mlを注ぎ、粗挽き胡椒をふる。
・鍋に水を張り、沈めながら空気を抜いて、ストックバッグを閉じる。
・冷蔵庫でひと晩寝かせる。
★粗挽き胡椒は気持ち多めに。※塩はふらない。
★量が多いのでストックバッグは大きめのものを。水に沈めながら空気を抜くことで、肉と野菜がまんべんなく赤ワインに漬かっている状態にします。
■牛すね肉と野菜を分ける
・ボウル付きのざるに、赤ワインごと牛すね肉と野菜を入れる。
・ざるを上げ、牛すね肉と野菜を分ける。
・牛すね肉に軽く塩こしょうをする。
※赤ワインは煮込みに使うので、捨てないように注意。野菜はざるに入れて水気を切っておきます。
■牛すね肉を焼く
・フライパンにバター20gを入れ、中強火で熱する。
・牛すね肉を入れ、表面全体を焼く。
・別皿に取り出しておく。
★焼き過ぎないように注意。赤ワインに漬けているので分かりづらいかと思いますが、ごく軽く焼き目が付く程度に、表面全体が色づいたら取り出します。
■野菜を炒める
・火加減は中強火のまま、牛すね肉を焼いた鍋に野菜を入れる。
・玉ねぎがしんなりとするまで4~5分炒める。
★ローリエは取り出しておきます。
■牛すね肉と野菜を煮込む
・牛すね肉とローリエを戻し、漬け込みに使った赤ワインとトマトジュース、水を注ぐ。
・醤油を加え、沸くまで中強火のまま煮込む。
・沸いたら一度あくを取り、弱火~中弱火に下げて2時間煮込む。
★旨味まで取らないように、あくは沸いたら一度だけ取ります。
★火加減は弱火~中弱火。ふつふつと静かに沸いているような火加減で。ぼこぼこと沸騰させないようにして下さい。
※火が強いと水かさが減り過ぎるので注意。ぷくぷくと小さな気泡が沸いているぐらいの火加減にすると、2時間後にちょうど良いぐらいの量になります。
・赤ワイン…600ml(漬け込んだもの) ・トマトジュース…300ml ・水…2カップ(400cc) ・醤油…大さじ1
■じゃがいもとマッシュルームを切り分ける
・皮を剝いたじゃがいもを半分に切り分け、10分ほど水にさらしておく。(煮崩れ防止とアク抜き)
・マッシュルームを縦半分に切り分ける。
★タイミングを見て煮込み終わる頃に切り分けます。
★じゃがいもは煮崩れしにくいメークインがおすすめ。大きくふたつに切り分け、野菜がごろごろとしたビーフシチューにします。
■ビーフシチューを仕上げる
・2時間ほど煮込んだらデミグラスソース(290g缶)を入れる。
・じゃがいもとマッシュルームを入れ、じゃがいもがやわらかくなるまで15~20分ほど煮込む。
・途中味見をし、塩で調える。
★味が薄いとぼやけるので、塩を加えて調えます。
冷めるまで寝かせる
出来上がったらすぐにいただくのではなく、一度冷めるまで寝かせることで、旨味の増したおいしいビーフシチューに。
時間に余裕があればひと晩寝かせると、味がなじんでよりおいしいビーフシチューに仕上がります。
あればブロッコリーを盛り付けに
あればブロッコリーを塩茹でし、盛り付けに使うと◎。冷凍物でもかまわないので、2~3個盛り付けると、緑色が加わり見栄えのよいビーフシチューに仕上がります。
■盛り付ける
・シチュー皿に盛り付け、あれば塩茹でしたブロッコリーを乗せる。
ビーフシチューの出来上がりです。
赤ワインとセロリを使うことで、市販のルーで作ったものとは違う、レストランや洋食屋さんでいただくような香り高い本格ビーフシチューに。
工程が多く少し時間もかかるので、むずかしいように思われますが、手順を追って作れば失敗することもなく意外にも簡単。パーティーや特別な日のメイン料理に使えるので、前日までに作っておけば当日ばたばたすることもなく、温め直すだけですぐに出せる使い勝手のよい料理になります。
※家庭料理になるので、セロリの葉をそのまま具として使っておりますが、気になるようでしたらデミグラスソースを入れる前に取り出して下さい。(わが家ではそのまま具として食しております。)
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