絶品おつまみ、豚すじポン酢のレシピ

豚のすじ肉で作る絶品おつまみ、豚すじポン酢のレシピ

あまり見かけることのない部位になりますが、値段は安く味は抜群。

こりこりとした部分とこってりとした部分があり、まわりに付いている肉身までしっかりと旨味のあるおいしい部位になります。

牛すじよりも煮込み時間は短く、30分も煮込めば絶品の一皿に。豚すじの下処理から煮込み方まで、おいしい豚すじポン酢のレシピです。

■材料 3人分～

• ･豚すじ肉…300g～
• ･ネギの青いところ…1本分
• ･にんにく…3～4片
• ･生姜…薄切り4～5枚
• ･酒…1カップ(200ml)
• ･水…適量
• ･長ネギ、または万能ねぎ…適量
• ･ポン酢…適量

調理時間：35分

■豚すじを下茹でする

・鍋にたっぷりの湯を沸かす。

・沸騰したら豚すじをそのまま入れ、1～2分下茹でする。

・ざっと流水で流し、ひと口大に切り分ける。

★くさみの少ない部位ですが、ざっと下茹ですることでよりくさみを抜き、おいしい豚すじポン酢に仕上げます。

豚すじの味と値段

あまり見かけることのない部位になりますが、売られている時はかなり大量のパックや袋で、非常にお安く売られているかと思います。

画像の豚すじで約1キロ。この時は500gのパックを購入しようと思ったところ、店員さんがおまけでもう一つ付けてくれるという大盤振る舞い。

元々の値段が500gで190円、グラム換算すると38円。おまけをしてもらって1キロ190円となりましたが、おまけがなくともかなりお安い部位になります。

値段が安いからといって不味いわけではなく、逆に旨味が強くおいしい部位。前述の通りこりこりとした部分とこってりとした部分があり、こりこりとした部分はくさみのない牛すじ、こってりとした部分は角煮のぷるぷるとした部分と考えてもらえればわかりやすいかと。また、すじに付いている肉身は上等な豚肉のように、しっかりと旨味のあるおいしい肉身になります。

ぷるぷるとした部分は少々しつこさもありますが、おつまみにすれば絶品の一皿に。

ポン酢でいただく他、すじ煮込みやカレー、やわらかく茹でたものを唐揚げにするなど、幅広く使えるおいしい部位になります。

■豚すじを煮る

・鍋に切り分けた豚すじとたっぷりの水、酒1カップを入れる。

・ネギの青いところと生姜の薄切り、にんにくを入れて強火で煮る。

・沸いてきたらあくを取り、弱火に落として20～30分ほど煮込む。

★生姜は薄切りを4～5枚、にんにくは3～4片を包丁の腹で潰して使います。

豚すじの煮込み時間

20分も煮込めば、こりこりとした部分もおいしくいただけるようになりますが、さらに煮込んでとろとろの豚すじに仕上げても◎。

お好みになりますが、こりこりとした食感を残すなら20分、とろとろに仕上げるなら30分～を目安にして下さい。

■豚すじを取り出す

・火を落としたら冷める前に豚すじを取り出す。

★冷めると脂が固まり、ゆで汁もコラーゲンで固まってしまうので、温かいうちに取り出します。※取り出した豚すじはそのまま置くと乾燥してしまうので、ラップを掛けて下さい。

残ったゆで汁はカレーに

残ったゆで汁は豚の旨味が出たスープ。捨てずにカレーに使うと、旨味の増したおいしいカレーになります。

※豚骨スープと同様のにおいが多少出るので、苦手な方は注意。カレーを作る際、赤ワインやトマトジュースを多めに使うとくさみが軽減されるので、豚骨のにおいが気になる方は上手にくさみを消しながら調理していただければと思います。

■盛り付ける

・食べる分の豚すじを小皿に盛り付け、茹で汁少々とポン酢を混ぜ合わせてかける。

・小口切りにした長ネギ、または万能ねぎをちらす。

豚すじポン酢の出来上がりです。

お安い部位になりますが、旨味が強く味は上質な豚肉を使った豚しゃぶのよう。濃厚な豚の旨味にこりこりとした食感ととろとろとした食感が加わり、絶品の一皿に。

ポン酢ではなく、醤油と多めの酢、ゆで汁を混ぜ合わせた酢醤油でも◎。お好みで七味唐辛子をふりかければ、極上のおつまみになります。

※多めに茹でた豚すじは、冷蔵庫で4～5日保存可能。すぐに食べない時は冷凍保存していただければと思います。