家族めし 「モツ鍋」 |
|
|
スポンサードリンク
|
「博多モツ鍋」「博多モツ鍋」 もともと安かった牛モツも、今では結構なお値段がしますな… 昔はすごい安いイメージしかなかったし、そもそも生の牛モツなんぞほとんど売ってなかった。 昭和東京生まれの主婦A子からすれば、モツは鍋というよりモツ煮込み。 鳥モツでも豚モツでも煮込みで食べるもので、モツ鍋なんてものが食卓に上ることはありませんでした。 いつの頃からか、博多風モツ鍋なんてものがもてはやされるようになりましたが、 社会人になってモツ鍋を食べに行こうと言われた時のイメージは、完全に一杯飲み屋のモツ煮込み。 なぜそんな所に…というのが心の声でしたが、行った先は博多風モツ鍋屋さん。 始めて食べた博多風モツ鍋は、今まで食べていたモツとは全く別物、 モツってこんなに美味しかったのか~というのが率直な感想でした。 今ではチビも生まれ、食べに行くより作ることの方が圧倒的に多くなりましたが、最近の牛モツは高すぎる… 国産黒毛和牛の生モツなんて、下手すりゃお安いステーキ肉並みだもん。 そうなるとやっぱりお安い輸入牛のモツにすっか、となりますが、味の違いがハンパない… 国産牛モツの旨味や甘みが全然ないし、臭みが強すぎる。 残念ながらモツほどはっきりと国産牛と輸入牛で違いが出るのですな… で、最近の我が家では、輸入牛のモツはお値段の関係上ゆずれないので、 鍋のスープで旨味をだし、下茹ですることで臭みを消す作り方に変えたのです。 まず見た目は完全に博多風モツ鍋、ここが肝心。 味の分からない輩、もしくは酔っ払いを見た目でやっつけます。 1. ではでは作り方、国産若鳥の手羽元、もしくは手羽先でスープを作ります。 出来れば鉄鍋や土鍋などの保温性のある鍋を使い、ネギの青い所・生姜・ニンニク・酒を入れて弱火で一時間煮込む。 沸騰させないようにして、アクはこまめに取ります。 煮込んだら、鉄鍋や土鍋なら蓋をしてさらに一時間以上放置、普通のお鍋ならさらに一時間ぐらい煮込みます。 この時間で手羽元や手羽先の骨から出汁が出て美味しい鳥スープが出来るのです。 この作り方は博多水炊きのスープの作り方を応用しています。 2. 鍋に水と臭み消しようの生姜を入れて沸騰させ、牛モツを入れてひと煮立ちさせます。 ここで煮すぎると、モツの脂と旨味が抜けて悲壮感が漂う事になるので気をつけましょう… 3. 煮込んですぐに大量のアクが出ます。 ザルにモツを上げたら、水でアクを流します。 こんな感じで、よく見るぷりぷりのモツに変身を遂げるのですな。 4. 先ほど作っておいた鳥スープのネギや生姜を取り除き、臭みを取ったモツを投入。 醤油味なら醤油と砂糖で味を調え、ネギ、ニンニク、胡椒、ゴマ油少々を加えて鍋のスープを作ります。 ここで味醂で甘みをつけるとけっこうくどくなるので、我が家では砂糖を使っています。 塩味の場合、塩、胡椒、ネギ、ニンニク、ゴマ油少々プラス、牛乳を入れてコクを出します。 5. 具のキャベツ・モヤシ・牛蒡・豆腐を入れ、ググっと底に入っているモツを前面に出して強調。 いかにも博多のお店で食べるようなニラの盛り付け方をして、ゴマと唐辛子、ニンニクの輪切りをふりかけると、 あら不思議、輸入モツなのになんだか美味しいそうなモツ鍋が出来上がるのですな。 本当は美味しい国産モツが食べたいのですが、家計を守らねばならぬ主婦として苦肉の策。 モツの旨味は欠けますが、スープが美味しいのと化調をしないので自然な旨味が出ます。 手羽元や手羽先は、もちろんこのまま具として美味しくいただけるし、 このスープの作り方はもろに博多水炊きの作り方なので、他の鍋に使ってもすごい美味しい作り方なんです。 ぜひぜひ、一度お試しください♪
|
新着レシピ |
サイト管理人、主婦A子
神奈川県茅ヶ崎市在住。夫と4歳になる長男の三人家族。DTP及びWEBデザイナー時代のスキルを生かし、2014年よりレシピを中心としたオリジナルサイト「主婦のミカタ」を運営…続きはこちら >