「深川めし/深川丼」
|
|
|
スポンサードリンク
|
「深川めし/深川丼の作り方」「おいしい深川めし/深川丼」 炊き込みご飯ではなく、あさりを味噌仕立ての汁で煮込んだ、ぶっかけご飯の深川めしです。 あさりは剥き身を使わず、殻付きのものを煮込んで出汁を取るので簡単。ネギと油揚げを使った、おいしい深川めしのレシピです。 炊き込みご飯の深川めし深川めしや深川丼と聞くと、駅弁で有名なことから炊き込みご飯を連想することが多いかと思いますが、元々はあさりを味噌仕立ての汁で煮込んだぶっかけご飯が深川めし。 炊き込みご飯の深川めしは、大工さんなどのお弁当として後から生まれたものになります。 ■材料 二人分・ごはん…茶碗2杯分 ・あさり…200~300g(殻付き) ・ネギ…1/2本 ・油揚げ…1/2枚 ・刻み海苔…適量 ・昆布…一枚(10×10cmぐらい) ・醤油…大さじ1 ・みりん…小さじ2 ・味噌…大さじ1 ・水…2カップ(400cc) ・酒…大さじ3 ★あさりではなく手に入ればアオヤギ(バカガイ)を使ってもおいしい深川めしに。明治以前は主にアオヤギを使っていたそうです。
■あさりの砂抜き/砂出し(時間外)・あればバット、無ければフライパンや鍋に網を敷く。 ・海水程度の塩水(※塩分濃度3%、500mlの水に対して塩大さじ1)を作って入れる。 ・あさりが水面から少し出るぐらいの水量で、貝を重ならないように並べる。 ・冷蔵庫などの冷暗所に2~3時間置いて砂抜きする。 ★水の量は少しアサリの殻が出ているぐらい。ボウルを使うと中心が深くなり、あさりが窒息してしまうので、なるべく平らな底のものを使って砂抜きします。 ※詳しい砂抜きのやり方はこちら 「あさりの酒蒸しのレシピと砂抜き」 ■材料の下準備・ネギをななめ切り、油揚げを幅1cmぐらいの薄切りにする。 ・昆布を鍋にいれ、2カップ(400cc)の水に1時間前から浸けておく。(時間外) ★油揚げを入れることで、貝のだし汁にコクを加えます。 ■あさりを煮る・砂抜きしたあさりを、こすり合わせるようによく洗う。 ・昆布をつけている鍋にあさりと酒を入れ、貝が開くまで水から煮る。 ・貝が開いたら直ぐにあさりを取り出す。 ★火加減は中弱火~中火、沸騰させないように注意。あさりの貝が開いたら直ぐに取り出します。 ■あさりの身を殻から外す・昆布を取り出し、あさりの身を殻から外しておく。 ※煮汁はそのままだし汁として使います。 あさりの剥き身深川めしは本来生の剥き身を煮て作りますが、冷凍ではない新鮮な剥き身は売っていることも少なく、 殻付きのあさりを生きたまま開くのは手間がかかるので、殻付きをそのまま煮て出汁を取っています。 ■深川めしのぶっかけ汁を仕上げる・昆布とあさりのだし汁に醤油とみりんを加え、味噌を溶く。 ・ネギと油揚げ、あさりの剥き身を入れ、ネギがやわらかくなるまで中弱火で煮込む。 ■盛り付ける・器にご飯を盛り、ぶっかけ汁をかける。 ・刻み海苔をふりかける。 おいしい深川めしの出来上がりです。 江戸時代から続くファーストフードですが、栄養価が高く作り方も簡単。食欲のない時でもさらさらと食べることの出来る、おいしい江戸名物の郷土料理です。 |